最近よく聞くグリーフってなに?
おはようございます。
相談室escortの管理人、池田です。
今日は最近よくグリーフとは何か、についてお伝えしたいと思います。
グリーフと聞くと、人との死別といったイメージが強いかも知れません。それは親・祖父母だったり、兄弟だったり、パートナーだったり、子どもだったり、友人だったり・・・
厳密にはグリーフとは人との死別だけではなく、ペットとの死別もそうですし、離婚や退職、引っ越し、失恋なども含まれます。
私はグリーフとは自分にとって大切な存在を喪うことだと考えています。
そう考えるとグリーフは私たちの日常にそこらじゅうにあふれ、自分自身でも経験していることだいえます。
自分にとって大切な存在を喪うと深い悲しみに襲われます。悲しみだけではなく、孤独感や罪悪感、焦燥感、うつ症状などさまざまな感情に支配され、生きる希望さえも奪ってしまいます。
こういった情緒的な面だけではなく、眠れない、食べられない、何もできなくなる身体的な症状としても表れてきます。
今までできていたことができなくなり、それをなんとかしようとすればするほど二次的な被害となってさらに悲嘆を複雑なものにしてしまいます。
こらの症状を「グリーフ」といいますが、これは病気でも異常なことでもなく、ごく普通のことなのです。
強いて言えば正常な防衛反応ともいえます。
正常な反応なのに、なぜここまで生きづらさを感じてしまうのか。
それは一言でいうならば「適切なグリーフワークが行われていない」のではと私は考えています。
グリーフワークとは悲しみながらも自分の内省作業を行い、自分の中で整理作業を繰り返し行います。亡くなった人と自分を見つめ直しながら生きる意義を問いかけていく作業です。
グリーフを抱えた時に必要なのがグリーフワークです。
グリーフワークについては明日お伝えさせていただきます。